fineの視界

テーマ未定の雑記帳

伝えたいことはない

言葉はあばれるだけで
伝えたいことなんて何もない
伝わるとも思っていない
伝わったところで何も変わらない
表層だけ流れる水をすくうように
こぼれていくのはとめられない

泣きわめいても同じこと
みんな怖がるだけでしょう
大丈夫
そんなことしない
蓋をすればいい
抑え込めばいい
見えなくなればみんな安心する
ただそれだけ
なくなったかどうかなんて関係ない
ないように見えていればそれでいい
私の中で誰かが言う

みんな自分を守りたいだけ
みんな勝手なことをいうだけ
だから頼れるのは自分だけ
だから頼ったふりをするだけ

信じてなんていないから
嫌われても構わない人にしか見せない
大切にしたい人にこそ見せない
距離感とはそういうこと

死んでも心は動かなかった
少し安心さえしたかもしれない
後から痛みがくるとしたら
それは別の理由だろう

つながりがないものは
既に切れているものは
たいした差ではないから

やさしい?
あれのどこが?
私には理解できない
やさしさは嘘でできている
嘘が下手な者にやさしさはありえない

分からない?
分からせたくないからだよ
当たり前でしょう
分かるように書いたところで
見たくないと目をそらすくせに
それではだめだと言うくせに

大嫌いだ
何もかもを否定したい

人と歩くのは面倒で邪魔くさい
一人歩くのはつまらなく無意味
価値を見出だすポイントはどこだ
私にはきっと分からない

見たいものを見ればいいのなら
考え方だけでいいのなら
そこに努力なんて不要になる
それを許すか許さないか
許せないのは誰から教わった気持ちだろう

助けてなんて言わないし
助けてなんてもらいたくない

死ななければ別にいい
生きる意味なんて持っていないのに

つまらない教えだ
死ぬなとは
つまらない縛りだ
悪いことをするな?

私は何も分からない
私は何もしたくない
このまま眠って機能停止
アンドロイドになるふりがいいと聞いた
元々生きてはいなかったと思おう
私はただのアンドロイド
眠くなるのは充電不足
電力供給のため一時停止
またのご利用を